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 タケダ化成品株式会社
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 社内勉強会|リスクマネージメント

『リスクマネジメント』

            1)リスクに対する意識
            2)塗装現場労働安全衛生マネジメン


1)リスクに対する意識を向上させる!
1.荒波を乗り切るためのリスクマネジメント
①日本経済の動向
②事業の拡大化と効率化の同時並行
③情報技術の発展
④ステークホルダーの見る目
⑤モノ言う消費者と、従業員の存在
2.日本型経営からの脱皮
①今までは「危機管理やリスクマネジメント」は必要ではなかった。
②金融機関の方針変更
③自分の企業は、自分の責任で守る
3.タイノレール事件とは
1982年ジョンソン&ジョンソン社(アメリカ)の主力製品である鎮痛剤タイノレールに何者かが
毒物を混入し、それを服用した消費者7名が死亡するという事件
それに対するジョンソン&ジョンソン社の対応は
①経営陣の陣頭指揮
②緊急対応チームの設置
③情報を隠さずすばやい対応
④早期製品改良による復帰
4.最も成功した危機管理とは
5.「リスクマネジメント」と「危機管理」
リスクマネジメントには
日常の予防対策、事故分析、保険の検討(静的な対応)の
イメージがある。
危機管理には、事件、事故が起きた後の対応(動的な対応)のイメージがある。
6.リスクマネジメント目標設定
①基本目的
被害想定に基つき、その事態が発生した場合に、最悪の状態にならないように、
被害を食い止めるその対応目標を設定する。
②誰がやるか(全社対応か、部門対応か)
③どのくらいのスパンで行うか(短期目標か、中長期目標か)
被害想定を考える視点は5つ
①人的被害
②財物損害
③賠償責任
④利益損失
⑤信用失墜
 

2)塗装現場(塗装および化成処理工程を含む)と
労働安全衛生マネジメントシステム
1.労働安全衛生方針
ISO9001(品質業務)
ISO14001(環境業務)
OHSAS18001(労働安全衛生)
上記マネジメントシステムは、「組織は、…しなければならない」との要求事項が規定されている。
規定された要求事項に対して、5W1H(誰が、いつ、何を、どのように、…)方式で手順(業務の
仕組み)を作る事である。各規格の要求事項は、実施しなければならない業務が要求されるが、
その業務の方法、手順は規定されていない。つまり、要求事項を満足するものであれば、自由に
構築することができる。しかしながら、業務と業務方法は密接に関係しており、それぞれの役割、
担当がその要求事項を満たす手順をつくることが適切である。
塗装を請負う企業にとっては、顧客がISO9001や14001の登録企業である場合、それらの要求
事項で決められた業務からの影響が必ず及ぶことになる。
塗装に関する工程管理や廃棄物の低減を要求してくることもある。請負企業は、それらを無視して
受注活動だけの対応では、いずれ取引を失うことになりかねない。
また、社内に塗装工程を設置している企業では、品質保証は当然のこと、生産現場は多くの著しい
環境側面があり、環境保全や改善の中核的職場である。そのためには、品質や環境をマネジメント
するシステムが欠かせなくなる。さらには、塗装の現場は、そこで働く人々にとって安全面、衛生面
で最も注意を払わなければいけない職場である。労働安全衛生マネジメントシステムは、労働者の
安全衛生を確保するシステムである。
2.1 危険源の特定・リスクアセスメント・リスク管理の計画
生産部門は、塗装現場の全ての生産活動での危険源を継続的に特定し、リスクアセスメントと管理手段を確立、維持しなければならない。
(1)リスクアセスメントを実施する担当者の決定
(2)製造または取り扱う場所と工程のリスクアセスメントを実施する単位への区分
(3)製造または取り扱う化学物質のリスト作成並びに取り扱い場所及び作業内容の把握
(4)リスクアセスメントの対象とする労働者の特定
(5)有害性情報の入手及び有害性などの特定
(6)化学物質の暴露の程度及び健康影響の特定
(7)リスクの判定
(8)暴露を防止し、または低減するための借置の検討
(9)実施事項の特定及び実施並びにリスクアセスメントの結果の記録
(10)リスクアセスメントの再実施(見直し)
2.2 法的およびその他の要求事項
生産部門は、最新の法律、その他の規制を特定し、参照できるような手順を維持し、その情報部門内の要員、その他の利害関係者に周知しなければならない。
化成処理を含む塗装現場に密接な関係にある主な法律は以下のような物がある
労働安全衛生と法規制
法律 目的の要旨
労働安全衛生法 ・労働者の安全と健康の確保する
・快適な職場の形成を促進する
消防法 ・国民の生命、身体および財産を火災から保護する
・火災または地震などの災害による被害を軽減する
毒物及び劇物取締法 ・毒物および劇物に関して、保健衛生上の見地から必要な取締りを行う
2.3 目標
生産部門としての労働安全衛生目標を文書化しなければならない。その目標は、見直す必要もある。
そして、継続的改善を含めて労働安全衛生方針と一致する必要もある。
目標は、数値化して達成度を管理することが望ましい。
2.4 労働安全衛生マネジメントプログラム
生産部門は、その目標を達成するための労働安全衛生マネジメントプログラムを策定し、維持しなければならない。
3. 実施および運用
3.1 体制および責任
生産部門内の、要員の役割および権限を定めて文書化し、他へ周知することが望ましい。
塗装現場は、有害で危険な化学物質が多く、法規制も厳しい。多くの従業員が重要な役割を担うことになる。
3.2 訓練、自覚および能力
生産部門の要員は、労働安全衛生に悪影響を与える恐れのある作業を行う人々ばかりである。
要員はそれにふさわしい能力をもたなければならない。能力は、適切な教育、訓練およびまたは経験に関して定めなければならない。必要とされる能力と現有の能力のギャップを埋める教育が望ましい。
3.3 協議およびコミュニケーション
3.4 文書化
3.5 文書およびデータの管理
3.6 運用管理
生産部門が必要とする文書は、多くの「安全手順書」である。加工品、化成処理剤、塗料その他の受入れからその処理、出荷までの工程の安全を確保するための手順書を作成する必要がある。安全を確保するための保護具や服装に至るまで手順を作る事が求められる。例えば、「塗装作業安全手順書」などである。
3.7 緊急事態への準備および対応
・潜在する全ての事故および緊急事態の特定
・緊急時に指揮を執る者の特定
・緊急事態の間に要員によって取られた行動の詳細
・緊急時に特定の業務を負う者の責任、権限、及び義務
・避難手順
・危険物質の特定と場所、および必要とされる緊急処置
・外部緊急サービス提供機関への窓口
・法定機関への連絡
・近隣、および一般への連絡
・最重要な記録、および装置の保護
・プラントレイアウト図、危険物質のデータ、手順書および指示書、連絡先電話番号など
・警報システム
・非常用照明および電源
・避難手段
・安全な避難場所
・重要な遮断弁、スイッチ、および開閉器
・消火設備
・救急設備
・通信施設
4. 点検および是正処置
4.1 パフォーマンスの測定とモニタリング
測定機器は、必要であれば、校正しなければならない。
4.2 事故、事故誘因、不適合、並びに是正および予防処置
是正処置では、原因の究明が重要で、再発防止の第一歩である。何故何故を繰り返して真の原因を調査できれば多くの場合是正が可能である。「ヒヤリハット」(事故誘因)の発表活動などは、予防処置のもとになる。
塗装現場には、有機溶剤、特定化学物質などの化学物質による作業環境、金属の取り扱いによる騒音、振動、などの有害な作業環境が多い。肝臓をはじめ内臓疾患、聴力障害、その他、長い経時の後に発病する要因がある。そのための予防処置が求められる。
4.3 記録および記録の管理
5. 経営層の見直し
  生産部門は、経営層の見直しに必要な情報の多くを提供しなければならない。
 

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