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| 塗料の樹脂 | ||
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メラミン樹脂とは、メラミン樹脂(メラミンとホルムアルムヒドとの縮合物)と、アルキド樹脂あるいは、アクリル樹脂を主成分とする熱硬化型塗料をいいます。120~150度で反応して硬い膜を作り、耐水性、耐候性の優れた塗膜を形成します。焼付塗装の中には、メラミン樹脂が含まれていて、乾燥を促進し、性能を向上する役割を担っています。焼付乾燥による、塗装のスピードアップ・美観・硬度・耐久力などメラミン樹脂の開発と応用がなければ、現在のライン化はできなかった、といっても過言ではないでしょう。 <特長>
アクリル樹脂とは、アクリル酸、メタアクリル酸の誘導体を主成分とする重合樹脂のことをいいます。アクリルモノマー、スチレンモノマーの反応性、二重結合をラジカル触媒で活性化し、高分子化するものです。ラジカル触媒として過酸化物、アゾビス化合物が使われます。アクリルモノマーには多くの種類があり、種類と組み合わせ、製造方法で多くの塗料用アクリル樹脂が作られています。本来は熱可塑性樹脂(自然乾燥用)ですが、メラミン樹脂などで補強することによって、熱硬化性樹脂(焼付用)としても使われます。水溶性樹脂、非水エマルジョン(N・A・D)・粉体樹脂など、さまざまな形態の樹脂が使われます。 <特長> 弱点・・・炭化水素系溶剤に溶けにくく、他の樹脂との相溶性もあまり良くない。
オイルフリーポリエステル樹脂とは、多塩基酸と多価アルコールを縮合重合させた樹脂です。オイルフリーとは、油脂(脂肪酸)を含まないことを意味します。したがって、オイルフリーアルキド樹脂ともいわれます。近年、この樹脂の持つ特長が注目され、需要量が増加している樹脂の一つです。油変性アルキド樹脂との違いとして、油変性アルキド樹脂に主として使用する多塩基酸と多価アルコールは、無水フタル酸とグリセリン、ペンタエリストールであり、油脂(脂肪酸)の選択によって性質(性能)を調整します。オイルフリーポリエステル樹脂の場合は、数多くの多塩基酸と多価アルコールの組み合わせで性質が決められます。 <特長> 弱点・・・高性能の見返りとして溶解性・補強樹脂との相溶性が低下する。 <油変性アルキド樹脂との比較> 性 能 オイルフリーポリエステル樹脂 油変性アルキド樹脂 性 能 耐候性と耐汚染性 ←――――――― 硬度と物理性能 ←――――――― 耐水、耐薬品性 ←――――――― (ピン・タレ・ハジキ) ―――――――→ 塗装作業性(補強樹脂の選択) ―――――――→ 溶解性と相溶性 (180度×20分) ―――――――→ 低温硬化性
エピクロルヒドリンとビスフェノールAをアルカリ雰囲気で反応させることによって生成する化合物をエポキシ樹脂といいます。エポキシ樹脂は、単独で使われることはありません。硬化剤(アミン類)を加えることによって、三次元構造(分子配列が網の目状となる)となり、自然乾燥する二液型塗料となります。焼付塗料などの付着性、耐薬品性を向上させる補強樹脂としても、使われます。エポキシ樹脂は、そのままでは乾燥しません。塗料用の樹脂にするために、三つの方法があります。加熱乾燥型、二液乾燥型、酸化重合乾燥型です。 <加熱乾燥型> 高温加熱によって最高度の防食性が得られます。低温焼付型はアミノアルキド樹脂に分類されます。樹脂価格・加熱エネルギー、ラインスピードなどの経済性と期待性能のかね合いで選択されます。 <二液乾燥型> 硬化剤を使って乾燥させます。塗装直前に硬化剤を混入して、8時間(20度)以内に塗装を終えます。この塗装可能な時間を、可使時間またはポットライフといいます。10度以下の低温時には乾燥が遅くなり、0度近辺ではほとんど反応が進みません。 <酸化重合型> 乾性油の脂肪酸でエステル化して、酸化重合(自然乾燥)によって乾燥させます。二液型のエポキシ樹脂に比べて性能はだいぶ劣りますが耐候性は改善されます。 <特長> 1.付着力 ・・・付着力が強い 2.耐薬品性・・・耐水性、耐薬品性が優れる。 3.物理性能・・・硬くて、折り曲げ、磨耗性などが優れる。 弱点・・・エステル、ケトン、セロソルブなど強力溶剤だけに溶ける。
ポリウレタン樹脂とは、イソシアネート化合物とポリオール化合物の反応で硬化し、ウレタン結合を持つ樹脂をいいます。ポリオールとは、イソシアネート化合物と反応させる水酸基を持つ樹脂を一括して、ポリオール樹脂と呼びます。ポリオール中に含まれる水酸基と、イソシアネートが反応して、ウレタン結合を作ります。したがって、ポリオール中に含まれる水酸基価は、重要な特性となります。 <特長> 弱点・・・イソシアネート化合物の毒性対策が必要である。 樹脂を形成するポリマー分子中に、フッ素原子を含む樹脂を、フッ素樹脂といいます。フッ素樹脂分子中の炭素と、フッ素が特に強固に結びついていて、この結合が優れた耐薬品性、耐候性を発揮します。高性能指向のニーズによって特性が見直され、塗料化での応用開発が進み、今後の有望な塗料用樹脂として注目されています。フッ素樹脂の形態としては、ディスパージョンタイプと粉体型とオルガノゾルタイプと溶液型があります。塗料用樹脂としては、オルガノゾルタイプと溶液型が用いられています。 <特長> 弱点・・・樹脂コストが高く、経済性では良くない。
シリコン樹脂とは、シロキサン結合からなる主鎖のSiにメチル基、フエニール基などの基が側鎖として結合した構造を持っています。塗料用樹脂として使いやすくするために、アルキド樹脂、アクリル樹脂などをブレンド(変性)されます。官能基の働きによって、硬化剤を加える常温硬化、加熱による焼付硬化をさせることが出来ます。他の樹脂とのブレンド(変性)によって、耐熱性など、若干犠牲になりますが、耐油性、作業性が向上します。 <特長> 弱点・・・密着性がやや劣る為、下地処理に配慮が必要である。
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