傷を自己修復する塗装技術が引き出す可能性
2013/04/18
真鍮のブラシでこすっても傷が残らない塗装に新品の輝きを持つアートメタル塗装
「セルフリカバリーコート」とは、真鍮のワイヤブラシで塗装面をこすっても、キズが残らないオーバーコート。表面についたスクラッチキズは周りの柔軟な塗料が覆いかぶさり、キズが復元する自己修復機能を持っています。
そして、「アートメタルコート」は、透明感ある美しさを表現する高輝度ペイント。塗装対象にきわめて薄い金属片を焼き付けることで、メッキと見間違えるほどの金属的光沢を与えます。変幻自在、オーダーメイドできる豊富なカラーバリエーションも魅力です。
これら2つの最新塗装技術の組み合わせで可能になったのが、2012年12月にリリースされた、グラファイトデザイン製のカーボンロードバイク「ザニア・ユニオンジャック・リミテッド・エディション」です。
塗装とは思えないほど繊細な光沢を放つカーボンフレームには、クルマに積んだり、転んだりという時につく軽いキズを目立たなくするオーバーコートが施され、長く美しい状態をユーザーに楽しんでもらえると注目を浴びています。
この今までにない画期的な自転車はタケダ化成品が中心となり、製造メーカー様と当社パートナ企業の塗料メーカー様が、共に協働し、今回付加価値の高いオンリーワン製品を生み出しました。
これも塗料の持つ可能性をより広げたいという工業塗装業界の橋渡しを長年行ってきた私たちだからこそできる製品です。
新品の輝きをいつまでも保つ[アートメタルコート」は、某国産車メーカーの上位車に採用された実績からも、そのクオリティの高さは証明ずみ。アイフォンカバーなど、コンシューマ向けの身近な製品に輝きを塗装することで、新たな境地を開くことも可能です。